【資本主義ハック 新しい経済の力を生き方に取り入れる30の視点】読書メモ
『資本主義ハック 新しい経済の力を生き方に取り入れる30の視点』を読んだ際の、読書メモです。
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要点
- 資本には4種類ある(人的資本、金融資本、固定資本、事業資本)
- ROIが高くなりそうな資本に投資していく
- まずは人的資本
- 最もレバレッジが効くのは事業資本
メモ
序章
・人的資本、金融資本、固定資本、事業資本
・どこに投資すべきか
→ROI(投資利益率)が一番高くなりそうな領域
・常に長期、中期、短期の目標を意識しながら逆算で仮設を立て、やるべきことを徹底的に考え、行動に移す
1章
・アービトラージという考え方
→周囲が気づいていない情報や認知の歪みを利用すること
・深堀りする思考法=「因数分解」
→例:「年収アップ」とは、どんな因子の掛け算で成り立っている?
・他の人には見えない細かな改善を積み重ねる
・因子は5段目まで掘り下げると良い。3段目ぐらいではあまり意味がない
・価値は「複利」の成長を見せる
・人間は変化より現状維持を好む→これを意識的に克服する必要がある
・目標設定をするときに「あらゆるリソースを持っていて、何の制約も受けない」という状況を仮定して目標を立てる
・「現在地」を正しく認識する
→メタ認知
→一旦極端にネガティブに捉える
→目標が達成でなさそうなときに、なぜできないのかを徹底的に自分に問いかける
2章
・人的資本
→「知識・スキル」「信用・ブランド」「人脈・ネットワーク」
・資本の大きさ×利回り×時間=リターン
・時間価値が低いときは、とにかく人的資本に投資して、時間価値を上げる
・若くして結果を出している人はこの先もっと結果を出してくれそうという期待値フィルターがかかる
・フリーターと事業を立ち上げた人の違いは能力ではなく、視座の違い
3章
・金融投資は事業スキルの向上にも役立つ
・ローリスク・ハイリターンが狙える投資戦略
→「複数の新興市場銘柄の長期保有」狙うのはキャピタルゲイン(値上がり)
・新興市場(マザーズなど)の中小企業に関する情報は圧倒的に少ないので情報格差が生まれやすい
・「先進テクノロジのハイプ・サイクル」
・負債=テコ
・リスクを取る中で「最高のシナリオ」と「最悪のシナリオ」をどちらも読む
4章
・個人が持つ事業資本とは、自社株のこと
・この自社株が、全資本のなかで最大にレバレッジが効く理由↓
①自社株が市場に公開されたり、第三者に売却されるときに価値が跳ね上がる
②信用が大きい
サラリーマンをやりつつ、事業資本の恩恵も受けたい
→ストック・オプションの割当が行われる成長企業で働く
起業のリスクを最小限に抑える方法
①事前の徹底した検証
お金を本格的に投資する前に、価値の検証を行う。プロトタイピング。
②固定費を抑える
現代は必要な資源をローコストで調達できる
③「最悪食っていける」を作る
自分自身の人的資本
④事業の分散
新しい事業、収入源を常に模索する
⑤借り入れを抑える
資金調達の方法は「出資」と「融資」がある
⑥再チャレンジできる条件を守る
資本主義社会では大きな失敗をしても再チャレンジできる
化ける事業モデルは7つのヅラし
①顧客をズラす
②サービス価値をズラす
③生産プロセスをズラす
④販売チャネルをズラす
⑤マネタイズポイントをズラす
⑥ブランドをズラす
⑦経営リソースをズラす
CPA
→顧客一人を獲得するためにかかるコスト
LTV
→顧客生涯価値。顧客一人が生涯でもたらしてくれる売上
LTVがCPAを上回る状態を作ることが、最初のゴール
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一言感想
- 常に目標を立て、その目標を達成するのにどの資本を強化すべきかを考える
- 20代30代のうちにスキルを高めておく、プライドを捨てて質問する
- 「スキルを積み上げる」という点において、webエンジニアは相性がいいと思う